vol.20 ~適正取引~
本多通信工業の佐谷です。
5月10日に17年度決算と中期計画の後半“GC20 Season2”をご説明したところ、
株価が下落しました。
皆様の今後への期待がより大きかったと理解をしており、励みにして頑張ります。
さて、私は、東京商工会議所 品川支部の中小企業・税制特別委員会の委員長を仰せつかっています。
中小企業政策に関する支部会員の意見をとりまとめ、
先日、本部に提出した要望書の1丁目1番地は、「不合理な商慣習の見直しや取引公正化に向けた一層の推進」です。
中小企業にとって、人手不足と働き方改革への対応が喫緊の課題であり、
それぞれの企業が工夫をされ、自助努力をなさっています。
しかしながら、中小企業単独では解決ができない不合理な商慣習や不公正な取引などが
未だ残っている実態があり、これらの適正化・正常化に国を挙げて対処し、
サプライチェーン全体で生産性を高めるべしと提言をしました。
経済産業省が、世耕プランとして「未来志向型の取引慣行に向けて」という方針を発表し、
親事業者に対して、支払サイトの短縮など取引条件の改善を求めていますし、
各業界団体が「長時間労働につながる商慣行の是正に向けた共同宣言」で
下請け企業にしわ寄せしないことなどを発信していますが、まだまだ実態が伴っていない状態です。
このような状況下、国の施策を待つのではなく、社会的責任も重い大企業・上場企業が、
サプライチェーン全体視点で適正取引を率先垂範すべきではないでしょうか?
5月下旬に販売店様向けと仕入先様向けに中期計画をご説明しました。
そのプレゼンの中で、「取引の適正化と整流化で互いの付加価値と生産性を高める」と申し上げました。
仕入先に対して取引条件などを改善するだけでなく、顧客や販売先に対しても、
サプライチェーン視点で「もの申し上げる」ことが正しいと確信をしています。
多少、難儀するでしょうが、奮闘してまいります。
5月28日のトップ・パートナーズ・ミーティングにて2社に感謝状を贈呈しました。
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