vol.25~平成もあと半年~


本多通信工業の佐谷です。

10/30に上期決算を発表いたしました。

不甲斐ない結果に落胆された方も多いと感じています。

ご期待に沿えず、誠に申し訳ございませんでした。

一方、中期計画“GC20”の前半Season1に仕込んだ種は順調に育っています。

したがって、足元は低調ですが、積極的な育成投資を続行してまいる所存です。

その私の意思が、期初にお約束した配当=20円を変更しなかったことに

現れているとお感じ頂ければ幸いです。


さて、天皇陛下のご退位まで半年となりました。

この機会に私の平成を10年単位で振り返ってみました。

元年(1989年)は32歳、入社以来の営業所から基幹システムの構築プロジェクトへの派遣や、

企画部門への異動を経験し、ビジネススキルが拡がった平成序盤となりました。

仕事内容や職場環境が変わり、バタバタしていたと記憶しますが、学びの多い時期でした。

中盤では、社外に活動の幅が拡がりました。

業界団体での活動に加え、他社との提携に携わることで、

各社それぞれの社風・企業理念・経営戦略等に触れさせて頂くことができました。

物事は多角的に見なければならないということを教えて頂いた時期でした。

私のパナソニックでの最後の仕事が当社との資本業務提携となり、

平成の終盤は当社の経営を担当することとなりました。

2000年前後から役員の傍で働くことで、経営者としてのあり方を身近で知り得たことが、

今日の礎となっています。

諸先輩の教えに恩返しすべく、今日の経営に活かし、

日々研鑽を重ねる時期となっています。


このように振り返ると、平成の30年間、

序盤では“視野を拡げること”、中盤では“視点を変えること”、

そして終盤では“視座を高めること”の大切さを体験させて頂きました。

バブル崩壊やリーマンショックなどもありましたが、

私にとって、平成は貴重で有難い30年間でした。

また同時に、後輩たちに対して、様々な経験や知見を得るチャンスを提供し続けることが、

私の使命であると改めて再認識しました。

後継者も含め、人材育成に一層、努力してまいります。


日中は20℃を超えることもある一方、10℃を下回る肌寒い朝夕となってまいりました。

風邪などお召しにならぬようご自愛ください。


P.S.

10/9 初めて札幌で個人投資家向けの会社説明会をしました。

その折に大倉山シャンツェを見学してまいりました。

想像以上の急斜面に驚くとともに、

ジャンプ競技は子供の頃からの積み重ねが不可欠と実感しました。やはり経験ですね。

佐谷紳一郎の「日々新た」

本多通信工業 社長 佐谷紳一郎のブログ。 経営に関することだけでなく、政治経済やスポーツなども含め 幅広い分野についての考えや気づきなどを発信。