vol.28~安曇野工場が進化しています~



本多通信工業の佐谷です。


1/29に3Qの決算を発表しました。

決して高水準ではありませんが、

17年の2Qをピークとした営業利益率の下落に歯止めを打てたことに手ごたえを感じています。


一方、中長期視点では、Connected IndustriesやCASEのトレンド、

さらに生産性向上ニーズを背景に、車載/FA/情報システム分野とも成長機会が豊富ですので、

積極果敢に事業戦略を進め、成長を果たしてゆく所存です。

業績・株価とも足元は芳しくないですが、今後の挑戦にご期待を頂きたく、

当社としては過去最大規模の自社株買いを実施することとしました。

意のあるところをご理解頂ければ幸いです。


さて、1月は多くのお客様に安曇野工場をご視察頂きました。

今回のご来工に合わせて大幅なレイアウト変更を実施したこともあって、

当社のボリューム別ものづくり

(大ロット=月産10万個以上、中ロット=1万個以上、小ロット=1万個未満)を

ご理解頂き易くなりました。

以前は自動機による大ロット生産と手組みをメインとする小ロット分野で構成されていましたが、

その中間であるロボットを活用する中ロット分野が拡大しています。

ロボット自体も進化を続けていますので、

その活用力を一層高め、生産性向上に取り組んでまいります。


一方、製品を小ロットで組み立てることは可能ですが、小ロットでの部品製造は難題です。

この課題に対しては、部品づくりの前後に不可欠な“段取り”に着目をしています。

その典型例がカセット成形型です。

手のひらサイズの金型ですので、成型機へのセットや暖気などの時間が短縮されます。

また金型メンテナンスも短時間化ができます。

この他にも段取り時間を短縮する工夫により、

小ロットでの部品製造であっても設備稼働率を維持向上できるよう努めます。

引き続き、RPAを使った間接業務の効率化を含め、

生産性向上を“仕事を楽しく、楽にするもの”と捉え、

皆で知恵を出してまいりますので、進化する安曇野工場のご視察をご検討ください。

個人株主の皆様には、今年も視察ツアーを開催いたしますので、ぜひご応募ください。


安曇野工場を含めたプロモーションビデオが完成しました。ぜひご覧ください。

(画像がリンクになっています。)

佐谷紳一郎の「日々新た」

本多通信工業 社長 佐谷紳一郎のブログ。 経営に関することだけでなく、政治経済やスポーツなども含め 幅広い分野についての考えや気づきなどを発信。