vol.31~新元号“令和”~
本多通信工業の佐谷です。
4/5にグループの新入社員28名が安曇野工場に勢ぞろいし、
SDGsをテーマに合同研修会を開催しました。
最近の若い方々は、環境などへの課題意識が高く、
会社人としても仕事を通して貢献したいと考えており、大いに逞しく思いました。
さて、元号が5/1から「令和」に変わります。
個にとっても社会全体にとっても、清らかで美しい時代となることを心から願っていますし、
そうあるために、私自身も会社も努力せねばならないと思いを強くしています。
私は、東京商工会議所の中小企業委員を仰せつかっています。
中小企業の経営者様からご意見やご要望を聞かせて頂く中で、
大手企業での生産性向上活動や働き方改革による“しわ寄せ”が、
業務量の増大や個社別対応の複雑化などの形で、
中小企業側の負荷となり始めていることがわかりました。
IoT・RPAや機械設備の導入によって革新に取り組んでいらっしゃる会社も多いですが、
一般的に中小企業は、熟練性を筆頭に人的資源に拠る部分がメインであり、
働き方改革と生産性向上とを両立させることは容易ではありません。
また、大企業の一年遅れで施行される時間外労働の上限規制への対応に苦慮をされている実態です。
大企業の一隅である当社としては、多くの中小企業に支えられて事業を営んでいますので、
自社の個別最適ではなく、サプライチェーン全体視点での生産性向上や働き方改革を進めねばならないと確信をしています。
これは、SDGsの17番目の目標“パートナーシップで目標を達成しよう”にも通じるものと思っています。
最近、コンビニ本部による24時間営業の見直しや、
大手プラットフォーマーでの全商品ポイント付与の撤回など、
サプライチェーン全体視点での企業活動が動き始めたように思います。
この動きが社会的なムーブメントとなり、
「令和」に相応しい社会となってゆくことを期待しています。
写真:安曇野工場に勢ぞろいした今年の新入社員と
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