vol.32~中期計画“GC20”を改定しました~
本多通信工業の佐谷です。
5/10に18年度の決算を発表しました。
想定以上の環境悪化もあり、大幅な減収減益となり、たいへん心苦しく存じます。
また、米中貿易摩擦の解消が見えない中、足元の受注も芳しくありませんので、
19年度につきましても“足踏み”を予想しています。
ただ、私どもが主としている車載分野、FA分野、そして情報システム分野の
中長期ビジネス環境は決して悪くありません。
つまり、18年-19年は成長プロセスの踊り場であり、不振原因にキチッと手を打てば、
再成長ができると確信をしています。
したがって、19年度も、18年度と同様に総還元性向≒100%を計画し、
日頃のご支援にお応えしてまいる所存です。
このような状況下、2020年度をゴールとしていた中期計画“GC20”を改定することとしました。
すべてのステークホルダーの皆様から信頼と期待を頂ける“よい会社”となることに加えて、
過去最高業績の更新を狙う基本方針は変えず、一部目標を上方修正の上、
ゴール時期を2022年度に変更をします。
なお、中期計画の名称は、今般の低迷をバネとしたい思いから、“GC20”のままとします。
とりわけ、19年度は、成長軌道に乗せ直すために、停滞要因に根本対策を講じてまいります。
具体的には、
① 車載コネクタ分野…新しいお客様の開拓や、自動運転に向けた商品ラインナップを拡充し、
ポートフォリオの充実を図りながら倍販する
② 業務用コネクタ分野…お客様から評価を頂いている中小量ゾーンでの
カスタム商品づくりをコアコンピタンス化し、利便性と収益力を高める
③ 情報システム分野…好調なハイブリッドクラウドやIoT分野等に、
ブロックチェーン技術やアジャイル開発などの新手法を取り入れ、当社の中核事業に育てる
などを重点課題とし、その実現に向けた土台づくりに注力してまいりますので、
引き続き、ご理解とご支援をお願い申し上げます。
異例の暑さとなった5月が終わり、もうすぐ梅雨に入りそうです。季節の変わり目ですので、
くれぐれもご自愛をお願いいたします。
写真:米中貿易摩擦の影響に関して、2社からTVインタビューを受けました
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