vol.37~BCPの見直し~
本多通信工業の佐谷です。
10/31に上期の決算を発表しました。
当社の外部環境の悪化の影響が大きかったことは否めませんが、
より外部環境に影響されにくい体質に向けた“成長軌道に乗せ直す転換点づくり”が
より重要と考えています。
転換点とするための施策が、着々と進んでいることをご説明したつもりですが、如何でしたでしょうか?
さて、台風15号に続いて、19号による大雨が甲信越・東北で大きな被害をもたらしました。
亡くなられた70人を超える方々のご冥福をお祈りするとともに、
被災された皆様には復旧作業も大変でしょうが、くれぐれもご自愛下さるようお見舞い申し上げます。
当社グループの役員・従業員、さらには安曇野工場などの施設・設備には被害はありませんでしたが、
生産パートナー様が浸水被害をお受けになりました。
当社の支援メンバーは水が引いた15日昼に現地に到着しましたが、
すでに朝から車メーカ様の支援部隊が入られ、復旧に向けた活動をなさっていました。
停電や通信不良も想定済で発電機・高圧洗浄機が持ち込まれていました。
さらに、衛星移動通信も持ち込まれているようで、設備復旧に向けた手配も進めておられました。
正直なところ、段取りの良さに驚きました。
今回を機会に、当社のBCP(事業継続計画)の全面見直しをすることとしました。
BCPを策定した当時は、地震やパンデミックが注目されていましたが、
今は想定を超える台風被害を見逃すわけにはゆきません。
台風や大雨については、限度はあるものの予測ができますし、
2013年に制定され、最近では頻繁に発令されるようになった“特別警報”を含めた
事前対応を明確にしておく必要があります。
また、多品種である当社においては、復旧に向けた具体的対策も多岐に亘りますので、
多品種少量品目においては復旧計画を細かく整備することは容易ではありません。
やはり、如何に早く、人員を含め、全体被災状況を把握するかが“いの一番”、
そして的確・迅速な経営層の判断が大切と考えます。
つきましては、モレヌケのない判断をサポートするために、何を優先すべきか?そのための必要リソースは?
など検討プロセスの文書化と浸透に注力します。
より実効性のあるBCPへの見直しを図ってまいりますので、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。
P.S.
10/1 本多通信+安曇野本多で、社長就任以来、最大となる13名に内定を出しました。
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