vol.38~トップリーグに残りたい~


本多通信工業の佐谷です。


(これをお読みの時期には決まっているかも知れませんが・・)

当社がスポンサーをしている松本山雅FCがJ1残留の崖っぷちにあります。

トップリーグ上位チームとの実力差は歴然ですが、シーズンを通じて得たものは大きく、

チームには“底力を高め、J1で戦い続けたい”との気持ちが高まっていると感じています。


一方、当社も同様です。東証から市場再編計画が発表され、

今のままでは、現在の市場第一部に残れない可能性がでてまいりました。

2016年3月の一部上場に向けて、上場会社としての基礎体力を再強化しましたし、

経営のオープン化などにも取り組みました。

また、1部に昇格して以来、コーポレート・ガバナンス・コードの精神を先取りし、

常に当社規模にあった最適な企業統治を進めてきた自負がありますので、

時価総額だけで優劣が計られる東証案に違和感をもったことは事実です。

しかし、時価総額は企業への信頼と期待の証しであることも現実であり、

2年連続で下方修正をしているようでは、株価が低迷するのも必然です。

この市場再編がいつ、どのような形で行われるかはこれからの審議次第ですが、

当社としては、自身を磨き続けるためにも、トップリーグに残るべきと考えていますし、

それには持続的に信頼と期待を頂ける会社に向けて、努力するしかないと確信をしています。


この思いを実現するために、現在は再成長に向けた転換点づくりに邁進をしています。

詳しくは、最近の決算説明資料や動画をご確認いただきたいのですが、

その先にあるのは、5Gの普及がもたらす社会変化をどのように捉え、商機とするかです。

あらゆるものが繋がり、新しい価値を生む時代にとって、

繋ぐ役割を担う”コネクタ“や”情報システム“には多大なビジネスチャンスがあります。

その中から当社の強みが生きる分野にフォーカスし、差異化戦略を発展させることで、

東証1部でプレーし続ける本多通信工業でありたいです。


P.S.11/28で62歳になりました。サントリーさんの神泡セミナーで、

“Happy Birthday”のトッピング付きのモルツを頂きました。

佐谷紳一郎の「日々新た」

本多通信工業 社長 佐谷紳一郎のブログ。 経営に関することだけでなく、政治経済やスポーツなども含め 幅広い分野についての考えや気づきなどを発信。