vol.40~東京中小企業投資育成(株)~
本多通信工業の佐谷です。
1/30に3Q決算を発表しました。
全体としては芳しくないですが、3Qの分野別を見ると、明るさが見えてきました。
残念ながら、主力の車載分野が世界的な新車販売の不振を受け、
想定外の減販となりましたが、
CASEや自動運転の潮流に変わりはありませんので、心配はしていません。
推進中の中期戦略の完遂によって成長を成し遂げたいと思っています。
一方、18年度1Qをピークに下落し続けたFA分野が2Q比増販となり、
また通信分野では光コネクタの受注が50%増となるなどの変化が見られました。
私は、この変化は単なる回復ではなく、5Gサービスの開始をトリガーにした
「Society5.0/Connected Industries、繋がる社会への進化の兆し」と考えています。
繋がる社会への進化は、繋ぐ役目を担うコネクタと情報システムを生業とする当社にとって
大きなビジネスチャンスですので、全方位で市場開発に取り組みます。
さて、年始に当社の大株主「東京中小企業投資育成(株)」様から
投資(出資)50周年を記念して感謝状(盾)を頂戴しました。
当社の創業家が経営からのEXITを望んだことを契機に、
1970年に投資育成さんに増資をお引き受け頂いたことが同社とのお取引の始まりです。
その後も、近代的な経営への改善アドバイスなど多種多様で、
且つきめ細かな支援を継続的に頂戴し、1999年の店頭公開に至りました。
当社が今日あるのも同社のお蔭であり、“感謝状をお渡しすべきは当社の方”と思っています。
今後の我が国産業・社会の発展において、元気な中小企業の活躍は不可欠ですので、
中小企業にフォーカスした同社の特徴あるファンド活動はこれからも重要です。
私は東京商工会議所の中小企業委員会メンバーでもありますので、
同社の益々のご活躍を期待して止みません。
今年は記録的な暖冬となりそうです。
有難い一方で、雪不足などでお困りの地域もあります。
今年のダボス会議のトレンドも気候変動。
そして先日には、
環境経営で有名なリコーさんのサステナビリティ推進本部長 鈴木美佳子様の
講演を聞かせて頂き、さらに同社の環境事業開発センターを視察させて頂きました。
企業として、脱炭素を中期重点テーマに取り上げるべき時期となってきていると実感をしています。
当社も遅まきながら、RE100に向けて本格的な調査研究活動を開始してまいります。
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