vol.43~ポストコロナ~


本多通信工業の佐谷です。

「ステイホーム週間」が始まり、皆様はどのように生活をされていますか?
私は、4月上旬に自宅の岐阜に戻ったことを契機に在宅勤務を続けています。
岐阜にマンションを購入して以来、今回のような長期間滞在は初めてですので、
家内との距離感(?)を確かめながら生活をしています。


さて、19年度の決算発表を5/11に控え、
インサイダー情報になってしまう可能性もありますので、気を付けながら、書き込みます。
国内でも緊急事態宣言が発せられ、生活も産業も経済も、正に非常時となりました。
グローバルには収束が見え始めた地域もありますが、傷んだ社会の復旧・復興には相当の紆余曲折と時間が必要でしょう。


このような状況下、当社では、全社一律に交代制休業(つまり1/2出勤)と一斉有休の追加を実施しました。
これだけでは“人と人の接触を8割減らす”という目標には至りませんが、企業市民の責務として政府方針に真摯に対応することが、第一の目的です。


他方、お客様が新型肺炎の影響や対策を織り込まれることによって、従来にない需要変動が発生し始めています。
第2の目的は、この変化に応え、且つ堪えうる体制へ早めに切り替えること、
つまり臨機応変な対応力を備えることです。
足元だけを見れば、1/2稼働とする必要はありませんが、リーンな体制への転換を急ぎます。
当社では重要施策であるグローバル製造移管の円滑推進のために在庫を積み上げていましたが、
まずこの見直しに着手しました。
ただし、当社のような社外依存度の高い会社では、自社だけでなく、
サプライチェーン全体で人材を維持することは不可欠ですし、
今の状況下では、雇用の維持は経営者の最大使命と認識をしています。
従業員にも休業による痛みを許容頂きましたが、サプライヤーの皆様との対話を一層緊密にし、
真のWin-Winを目指してまいります。


今まで以上に社内外に目配せし、奮闘してまいりますので、引き続き、ご理解とご支援をお願い申し上げます。

写真:金華山(岐阜城)を臨む、夜明け
活動自粛でストレスも溜まりますが、明けない夜はありません。ひと踏ん張りしましょう。

佐谷紳一郎の「日々新た」

本多通信工業 社長 佐谷紳一郎のブログ。 経営に関することだけでなく、政治経済やスポーツなども含め 幅広い分野についての考えや気づきなどを発信。