vol.47~グリーンリカバリーという選択肢~
本多通信工業の佐谷です。
今年の夏は、新型コロナウイルス感染症の蔓延に加え、
全国的な猛暑で熱中症となられる方が急増しました。
医療従事者の皆さんのご苦労には本当に頭が下がります。
大したことのできない私どもですが、恒例の松本山雅ホーム戦での打ち上げ花火
(今年は事前予告なしのサプライズ)に感謝の気持ちを加えさせて頂きました。
猛暑続きは日本だけではありません。世界各国で、異常な暑さとなり、
自然災害が発生し、多くの人命が失われています。自然災害といえども、
元々は人類による温暖化ガスの無秩序な放出が原因ですから、
人災としても過言ではありません。
新型コロナウイルス感染症を契機に、ニューノーマルに適合した社会へ
変えねばなりませんが、生活や経済活動を回復させてゆく際に、
環境適合を優先的に確保してゆく考え方が“グリーンリカバリー”です。
また今回の新型肺炎も自然破壊によって、野生動物とヒトとの接触機会が増加し、
動物由来のウイルスが変異し、ヒトに感染するようになったとする説もあり、
環境問題と感染症は無縁ではないかも知れません。
例えば、常態化する在宅勤務により通勤や出張の交通量が減り、
エネルギー消費が抑制されます。
一方で、データセンターなどのICTインフラへのニーズが拡大し、
この分野では消費電力が増大しています。
このプラス・マイナスを抑制側に持ってゆくのは技術です。
例えば、これから開発が進む6Gは、光伝送の省エネ化を主眼に置いています。
またサーバーなどのCPUの発熱を抑えつつ、高性能を発揮するための回路技術や、
冷却効率のよい水冷方式の活用などの開発があげられます。
ちなみに速さ世界一を獲得した富岳に採用された当社TAKは、
水冷のコントロール部に使われていることはご存知ですか?
企業として、地球温暖化の防止に努めねばならないのは当然ですが、
その中には、ビジネスが潜んでいることも忘れてはなりません。
前を向いて、グリーンリカバリーに呼応してまいります。
世界中は、コロナ感染者の抑制と生活・経済の回復の両立を目指す中、
グリーンリカバリーという選択肢はビジネスチャンスに他なりません。
写真:8/15 松本山雅とアビスパ福岡戦のハーフタイムに恒例の花火を打ち上げました
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